落日/湊かなえ

人と向き合って、知ることで前に進めるってテーマ?

二人の主人公のこれからが明るそうでよかった

香は、自分の周りで起きた二つの事件に(きっかけは忘れたが)映画監督として向き合うことができた結果、幼少期に起こった謎に納得する答えを持てた

千尋(本名じゃないんだっけ?)も香と過ごす中で逃げていたことに向き合うことができた

きれいに終わったなという印象、ミステリーとしても物語としても

 

きれいに終わったのはいいが、私としてはもやもやする部分が多かったと感じる

ちゃんと理解できてないかな?

・香とベランダの人物との間にあった思い出はどう影響していた?

・沙良の人格はどう形成された?そういう人でした。で終わるのはもったいない気が

・千穂とりきとの関係ももうちょい深くほしかった

千尋が書いた事件の全貌は真実とは異なるかもだよね?

あまり人間関係の深堀りは気にしてないのかもしれない

人のうわさと真実はかけ離れている、自分の足で真実にたどり着こうっていうところが大事なのかな

 

読み方を間違えたのはあるけど、序盤の期待通りの内容ではなかった。

でも、いい話

 

2/5